家計を見直す際、妻側だけの判断でできるものもあれば、やはり夫婦で相談して決めた方がいいものもありますよね。
今回は固定費削減を実践するにあたり旦那さんと意見が合わず、なんとかわかってもらいたいと私なりに説得した経緯を詳しくお伝えしていきますので、ご主人様が首を縦に振らないとか話を聞いてくれないとか困ってる方の参考になればと思って書いています。
だたし、我が家は50代夫婦のみの世帯となりますので小さなお子さんがいるご家庭や単身の方とは状況が変わってくると思いますのでそのあたりは混同しないようにお願いします。
私はこれまで毎月の収支の流れをほとんど考えず、使えるだけ使って余ったら貯金するみたいな生活を結婚してから20年続けてきました。
余ったら貯金?残念ながらほとんどできてなかったです。
使えるだけ使っていましたからね。
なんなら足りないことも( ゚Д゚)
そんな生活にピリオドを打ったのは、結婚21年目。ちょうど一年前。
今の生活は変えずに固定費を削減して、ゆとりをもち心を豊かにスローライフを楽しみたいという決意のもと実践することにしました。
生命保険の必要性を考えた結果少しずつ話したこと
生命保険や医療保険に入る入らないは個人によって様々な意見があると思います。
会社員なのか公務員なのか自営業なのかによっても変わってきますし家族構成によっても変わってくるのは当然のことです。
小さなお子さんのいるご家庭と夫婦ふたりだけ、あるいは一人でと生活スタイルによっても変わってきますよね。
我が家は子どもがいないので50代の夫婦ふたりだけとなります。
幸いこの年まで大病することなく来たこともあり、病気には縁遠いのかなと思っていたこともありますが、ガン保険を解約したいと話したら、普段あまり怒らない旦那さんが不機嫌になり最初は話も聞いてくれなかったくらい、保険の解約なんてありえない事だったのかもしれません。
では、ここから50代夫婦ふたり家庭の保険の見直しができた経緯についてお話ししていきます。
私が家計を見直すためにガン保険の解約を旦那さんに相談したら、ものすごく反対され保険がないと何かあったときにどうするんだ!と。
ちょうどそのころ同じ職場の人が直腸がんで入退院を繰り返したのを見ているので、余計に保険が無いと不安だと思ったようです。
なにより私のことを心配してのことのようだったけど、保険は要らないと思っている私が、あまりしつこく言うと嫌がると思い、様子を見ながら少しずつ以下の話をしていくことに。
少しずつ話したこと
- 傷病手当のこと
- 高額医療制度のこと
- 死亡保険なら掛け捨て
- 食事で病気を防ぐ話
- 万が一がんになったときの話
①傷病手当金という存在を話す
最初は傷病手当金なんて聞いたことなくて『なにそれ?』ってなって、調べてみたところ健康保険に加入していれば病気やケガで仕事を休まなければならなくなった時に支払われるお金のことだと知りました。
傷病手当金について詳しくは下記のHPへ
そこでまず、旦那さんに病気やケガで入院して会社を休んだ際、傷病手当があるということから話しました。
最初は疑わしい様子でしたが自分で調べ始め次第に納得していました。
仕事を休んだとしても最初の数日は有給休暇も使えます。
更に休みが長引いた場合でも期間内であれば、ひと月分の給料の6割傷病手当金が支払われればなんとか生活はしていけると判断。
それ以上長引くような容体であっても次に話す高額医療制度を利用すれば、貯蓄だけで間に合うのではないかと判断。
民間の保険をやめても安心できる傷病手当金の制度があれば、毎月の保険料払わなくてもいいよね?って思いますよね。
それにガン保険に入っていると今の世の中二人に一人がガンになる時代、だからガンになっても安心だから加入とか、なんだか病気になる前提で加入するような気がしていてずっと違和感があったんです。
病気になってから治療にかけるお金を、病気になりにくい体づくりや食生活、そしてストレスをなるべく溜めこまないことに使う方が大切なんじゃないか、と思うようになったのも解約につながった要因でもあります。
そんな話し合いを冷静にしていった結果、なくてもいいねっていうお言葉をいただき、気が変わらないうちに解約手続きを行いました。
②高額医療制度について話す
この高額医療制度については、ご存じの方も多いと思いますが、高額な医療費を支払ったときは高額療養費で払い戻しが受けられる制度のことです。
収入に応じて支払う金額の上限が変わるのですが、我が家の場合は多くても1ヶ月約10万円。
最近では病院で最初に手続きしておけば負担分だけ払えばいいとのことなので最初にボン!と大金を払う必要もないので、預金で10万円賄えれば済むはずと判断。
そうは言っても10万円は入院費なわけでその間の生活費はまた別にかかってきますよね。
それが傷病手当で6割もらえればあとの4割を預金で工面できればいいのではないかという結論になりました。
当然、何かの為に預金していなければこの話は妄想で終わってしまいます。
そのためにも、保険の解約&家計の見直しが重要になってくるわけなんです。
高額医療制度について詳しくは下記のHPへ
この制度のことは旦那さんは知っていたのですぐさま納得してくれたのでひと安心でした。
③死亡保険は掛け捨てで納得
しかし万が一、旦那さんに先立たれてしまった時のことも考慮して死亡保険だけは加入することに。
これは旦那さんの希望でもあります。私と残されるネコたちのためなのでしょう。
これこそ万が一のお守りですね。
この加入があったからこそ解約がすんなりいけたのかな?と思います。
④食事で病気を防ぐ話をする
病気は遺伝 そう思っていた頃もありました。
しかし、同じ物を食べているから家族が同じ病気になるのだということに気づきました。
ということは、食事のスタイルが問題となりますよね。
人は食べた物で出来ていると言いますから、いかに良質なものを食べるかにかかってくると思っています。
昔はカップ麺やインスタント食品やコンビニ弁当、そして外食も多かった時期もあります。
安いし手軽だしという理由で買い置きもたくさんあって、お昼はカップ麵や菓子パンが定番で夜はコンビニ弁当だったことも。
今は、たまにはインスタント食品は食べることもありますが、極力手作りの食事を心掛けています。
ここで実際に食を変えて体調に変化があった旦那さんの例をみてみましょう。
旦那さんのお弁当&おやつ代わりに私が買ってきていた菓子パンをほぼ毎日食べていた旦那さん、ある時、私が菓子パンはパンではなくお菓子だから主食にはならないと学んできてから買うのをやめた。
菓子パンって甘いし、揚げてあったり、砂糖がたっぷり使われてたりしますよね。
それまでお腹が緩いのは体質だと思っていた旦那さんのお腹の調子が正常に戻り、急にトイレに駆け込むようなことが無くなって本人が一番びっくりしていた。
そんなこともあり、食べ物で体質が変わるということを旦那さんが一番知ることとなったわけです。
おかげで、話が早く伝わり良く理解してもらえました。
例えば風邪はなぜひくのか?というと、疲れすぎてちょっと油断した時や、寒いのに我慢して薄着したからとか、栄養摂ってなくて無理しちゃってとか必ず理由がありますよね。
病気になるのも必ず理由があるはずなので、まずは食事に気を付けて病気になりにくい丈夫な身体をつくろうという提案をして実践しています。
アメリカでは、医療費が高すぎるから病気にならないようにと、予防のために食事にこだわっているからかオーガニック製品がお店に並んでいます。
日本でも最近は増えてきましたが、国内外の通販を利用すると簡単に購入できますので我が家でもたまに利用しています。
こうして解約して保険料が浮いた分で体に良いもの食べて、病気を防ぐことを楽しみながらいこうという結論に達しました。
⑤万が一ガンになったときの話
そして、お互いに万が一、ガンになってしまった時に、どんな治療をするかを話し合いました。
私は食事や生活に注意を払えばある程度はガンにはならないのではないかと思っていますが、絶対ではないので万が一なった時は、何も治療せず自分の体力と進行具合に任せることに決めています。
それを話したら旦那さんも同じ意見でした。実際に抗ガン治療やその他の病院で行われている治療をした人の話も聞いた結果の答えです。
自分に与えられた天寿を全うしていこうという意見が合ったことは大変喜ばしいことだなと思いました。
このように、万が一の話も元気なうちにしておくのも大事なことだと思いますので何かのきっかけに話してみられてもいいですよね。
まとめ:反対する旦那を説得した5つのポイント
では、最後にまとめてみましょう。
少しずつ話したこと
- 傷病手当のこと
- 高額医療制度のこと
- 死亡保険なら掛け捨て
- 食事で病気を防ぐ話
- 万が一がんになったときの話
以上の5つのことを話した結果、何度も話し合いをしましたが、最後には快く納得してくれてホッとしました。
これから相談される方がいらしたら少しでも参考になれば幸いです。
死亡保険は掛け捨てで十分だと思います。ちなみに我が家の保険は介護保険付きでした。
食事に気を付けて、良い睡眠をとり、ストレスを溜めない生活を送ることが健康でいられる秘訣だと思いますので、自分に出来る事を気楽にやるくらいの余裕も持ちながら毎日を楽しく過ごすことが大切ですね。
日本には、自分で調べないとわからない公的な仕組みや、お金の流れがいくつもあるように思います。
これからは自発的に調べて自分たちの為になることを知る必要があると思いますので、何かないかな?と、アンテナを張ってみるといいですね。
さいごに、食べる物、買うお店、使う調味料、調理方法と言い出せばキリがありませんが、今後は自分たちで選んで行かなければいけない時代へと変わっていきますので、自分たちの信念は曲げずにいきたいものです。